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パンターⅡ製作記(5)

☆車体上下接合
前回、操縦手用・無線手用ペリスコープを塗装後に後ハメできるようにしたので、安心して車体上下を接合できます。
車体上下を嵌め合わせて、前面・後面の接着面にクレオスのセメントSを流し込み接着した後、側面の接着面をセロテープで密着させてからセメントSを流し、最後に瞬間接着剤で補強しました。強度を考えると、車体後部の接着面積が狭いため、側面をガッチリと接着しておくと安心です。
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車体前面には装甲板断面の彫刻がありますが、接着面のある下側は縦方向も横方向も位置修正が必要で、一旦光硬化パテで埋めてから彫刻をし直しました。
また、前回車体前面に接着した部品A28、29の正面側が車体下部と微妙に左右にズレが出てしまい、隙間もできるため、0.3mm厚プラバンと光硬化パテを使って、一枚の装甲版に見えるように整形しました。部品A28、29は車体上下接合後に接着するのが手順としては正解だったようです。
前面装甲板の左右端には、溶接跡として0.14mm厚0.5mm幅のプラストライプを貼り付け、クレオスのセメントSで溶かしてナイフで刻みを入れました。
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車体上下を接合し、装甲版の断面の加工も終わったので、これまでに作った車載工具や小物部品を取り付けていきます。エッチングパーツが多いので、瞬間接着剤を多用しました。
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車体後面の反射鏡は、台座が再現されていないので、彫刻されているものを削り取ってショーモデリングのエッチングパーツに置き換えています。
始動用クランクの固定用金具は厚すぎるため、ヤスリで削って半分ぐらいの厚さにしました。
車体後部下端には尖頭ボルトが4個あるので、モンモデルの尖頭ボルトを付けました。
後面装甲板左右にも、プラストライプで溶接跡を付けています。
ジャッキはこの段階で接着すると車体色との塗り分けが難しくなりそうなので、車体の塗装後に取り付けることにします。(…というより、キットの部品の細部表現が悲しい出来で、適当な流用部品も見つからず、加工にかかる手間を考えると後回しにしたい、というのが本音)
前照灯には0.5mm径の真鍮線でケーブルを付けました。フェンダーの固定金具は0.3mm厚のプラバンと伸ばしランナーの輪切りで作りました。
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☆予備履帯・固定具の取り付け
前回製作した予備履帯・固定具を取り付けます。
固定具を先に接着してから予備履帯を取付るのは時間がかかるため、先に予備履帯を車体側面に接着してから固定具を予備履帯の穴に合わせて貼っていきました。固定用のピンは0.3mm径の真鍮線です。ピンに付いているチェーンはショーモデリングのエッチングを使おうと思っていますが、塗装の厚みでチェーンと分からなくなるのを避けるため、車体塗装後に別に塗装したものを付けるつもりです。
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☆シェルツェン固定具
キットではきれいさっぱり省略されているので、ショーモデリングのエッチングパーツを使っています。ただ、かなりサイズが大きく、そのまま組むと車体側面から相当に外側に飛び出してしまうため、現物合わせで各面を縮小しました。最前部のものは更に小さくして何とか収めました。側面フェンダー上面には、0.4mm径の伸ばしランナーを輪切りにしたものを、シェルツェン固定具の取付用ボルトに見立てて接着しています。
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by azHit | 2017-08-27 22:55 | パンターⅡ